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2月15日 7時40分
14日のニューヨーク株式市場は、アメリカの長期金利の上昇を受けて値下がりして始まりましたが、取り引き終盤にかけて買い戻しの勢いが強まり、ダウ平均株価は250ドル以上値上がりし、4営業日連続で上昇しました。

14日のニューヨーク株式市場は、この日発表されたアメリカの消費者物価の伸びが市場の予想を上回ったことを受けて、長期金利が一時およそ4年1か月ぶりの高い水準に上昇したことへの警戒感から、ダウ平均株価は一時、150ドル値下がりしました。

その後は売り買いが交錯しましたが、取り引き終盤にかけて買い戻しの勢いが増し、結局、ダウ平均株価は前日より253ドル4セント高い2万4893ドル49セントで取り引きを終えました。

ダウ平均株価の上昇は4営業日連続で、合わせて1000ドル以上値上がりしたことになります。

一方、ニューヨーク外国為替市場は、金利上昇への警戒感からドルを売って比較的安全な資産とされる円を買う動きが出て、円相場は一時、1ドル=106円台後半に値上がりしました。

市場関係者は「アメリカの長期金利が大きく上昇し緊張が走ったが、ダウは150ドルで下げ止まり、上昇に転じたことが好感され、買い注文に弾みがついた。今後も経済指標を見極めながら神経質な取り引きが続きそうだ」と話しています。