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2月16日 12時26分
3年前、東京・中野区のマンションで、当時25歳の劇団員の女性を殺害した罪などに問われている男の初公判が開かれ、被告は殺害を認めた一方、わいせつ行為が目的だったことを否定しました。

3年前、東京・中野区のマンションで、この部屋に住む劇団員の加賀谷理沙さん(当時25)が殺害され、近くに住んでいた戸倉高広被告(38)が殺人などの罪に問われています。

16日東京地方裁判所で開かれた裁判員裁判の初公判で、被告は殺害を認めた一方、「わいせつな行為をしようとは思っていなかった」と述べ、起訴された内容の一部を争うと主張しました。

また、被告の弁護士は事件のきっかけについて、「LINEの連絡先を交換しようと部屋の前で声をかけたら驚かれたのでとっさに口をふさいでしまった」と主張しました。

一方、検察は、「被害に遭ったのは女性が帰宅してから10分ほどたった後で、部屋の前で声をかけたという被告側の主張は成立しない」として、はじめからわいせつ行為が目的だったと主張しました。