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2月17日 4時05分
大手飲料メーカーの去年1年間の決算は、4社のうち3社が増益となりました。主力のビールで国内市場の縮小が続く中、海外事業の業績で明暗が分かれました。

大手飲料メーカー4社の去年1年の決算では、本業のもうけを示す利益で、「サントリーホールディングス」が2554億円と、前の年より3.2%増えたほか、「アサヒグループホールディングス」が1963億円で32.2%の増加、「キリンホールディングス」は1943億円で6.8%の増加でした。一方、「サッポロホールディングス」は営業利益が170億円と16%の減益でした。

国内では主力のビールなどで市場の縮小が続いていますが、欧米やアジアで売り上げを伸ばすなど海外事業が好調だった3社が増益を確保した形です。

サントリーホールディングスの新浪剛史社長は、「海外事業は中国やインドなどで伸ばす余地があるので、日本の技術力を生かして販売を広げていきたい」と述べ、引き続き海外事業を強化する方針を示しました。

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