この判事は名前から推測してキリスト教徒の可能性が高い。レバノンはかつては50%以上がキリスト教徒、おそらく今でも3〜4割はキリスト教徒だからな。

Joselineというフランス語的女性名、Mattaというおそらく父親のファーストネームか家名もイスラーム・キリスト教徒どちらでも使える名前。
この名を見れば、まずキリスト教徒だな、と普通は推測できる。(可能性としてはマロン派の確率が大きい。)

ここからは想像だが、この判事は生まれはキリスト教徒に属し、宗教支配力が強い社会を好ましいと思っていない。
キリスト教の冒涜を厳しく罰するなら、イスラームの冒涜も厳しく罰するべきとなるが、ジョセリーヌ判事はそもそも宗教への批判を罰する社会は良くないと思っている。
そこで、刑罰ではなくこのような教育的判決で済ませたと思う。
だとすれば、まともな人なんだろう。