奄美大島の原生林で車両規制実験

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20180218/5050001825.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

鹿児島県奄美大島の中でも亜熱帯広葉樹が多数残る奄美市の金作原原生林で、
自動車の乗り入れなど適正な観光利用につなげるための実証実験が行われています。

金作原原生林は、奄美大島の中でも亜熱帯広葉樹が広がり、希少な動植物が見られる森として
観光客の人気を集めている一方で、周辺の林道が訪れた観光客の車両などで混雑し、
自然環境への影響が懸念されています。

去年3月に奄美群島が国立公園に指定され、今後も観光客の増加が見込まれることから、
県と環境省、地元自治体などでつくる事務局は、今月16日から
適正な観光利用につなげるための実証実験を始めました。

実験は自動車の乗り入れについて調査し、観光への影響を調べるのが目的で、
訪れる人たちに対し、自家用車やレンタカーでの乗り入れの自粛を呼びかけ、
事前に許可を得たガイドが運転する車両のみが乗り入れることができます。

実験は今月22日まで行われ、事務局はこの期間、原生林の入り口や周辺の林道に人員を配置して
混雑状況を調査し、車両規制による観光への影響や課題などを調べることにしています。

奄美市世界自然遺産推進室の藤江俊生室長は
「実験期間中に金作原原生林に行く際は、ガイドと一緒に行くようにご協力をお願いしたい」
と話しています。

02/18 11:07