名古屋市の東山動植物園で昨年4月に生まれた雌の赤ちゃんコアラの愛称が「こまち」に決まった。園職員が考えた五つの候補に計5712票の投票があり、最多の1677票だった。「かわいらしく育つように」との願いが込められたという。

 コアラ舎の前で18日にあった命名式で、命名証をもらった愛知県大府市の中学2年生高橋桃奈さん(14)は、寝顔を見て選んだという。「愛される子に育ってほしい」と話した。

 園によると、こまちの体重は3カ月前に比べて約4倍の1230グラムで、順調に成長している。ユーカリをひとりで食べる一方、移動の時は母親の「ホリー」の背中やおなかにしがみつく。夏までは親子で過ごす姿が見られるという。

 同園で雌が生まれたのは2003年以来、14年ぶり。黒辺雅実園長は「すくすく育ってたくさんの赤ちゃんを産んでくれることを期待します」と話した。

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2018年2月19日05時08分
朝日新聞デジタル
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