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2月21日 5時34分仮想通貨
インターネット上の仮想通貨の交換サイト「Zaif」の運営会社は、今月16日、仮想通貨をゼロ円で購入できてしまうシステムの不具合がおよそ20分間起きていたと発表しました。
不具合が起きたのは、大阪市に本社を置く仮想通貨の交換会社、テックビューロが運営するサイト「Zaif」です。

発表によりますと、「Zaif」では、今月16日の午後5時40分ごろから18分間、システムの不具合によって仮想通貨をゼロ円で購入できる状態になっていたということです。この間、7人の顧客がゼロ円で仮想通貨を購入し、一部の顧客がその仮想通貨を転売しようとしたため、交換サイトでは異常な数値が表示されたとしています。

会社は、一連の取り引きはシステムの異常によるものだとして顧客の残高のデータを修正し、個別に顧客と対応を進めていると説明しています。

今回の不具合をめぐっては、当時のレートで2200兆円に上る巨額の仮想通貨、ビットコインをゼロ円で購入できたとする人がインターネット上に情報を掲載するなど、波紋が広がっていました。

「Zaif」の運営会社は「多大なご心配とご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。再発防止に努め、サービス改善に向け取り組んでまいります」とするコメントを出しました。

仮想通貨をめぐっては、大手交換会社のコインチェックから巨額の仮想通貨が流出したばかりで、交換会社のセキュリティー対策などへの懸念が高まっていました。