国際犯罪組織関東連合

ATM不正>18億円事件、首謀者逮捕 福岡県警
2/21(水) 20:18配信
毎日新聞
 2016年5月に全国17都府県のコンビニエンスストアの現金自動受払機(ATM)から
18億円超が不正に引き出された事件で、福岡県警は21日、東京都世田谷区梅丘2、無職、斉藤祐輔容疑者(33)を不正作出支払用カード電磁的記録供用と窃盗の容疑で逮捕したと発表した。
県警は、斉藤容疑者が事件を首謀したグループの一人で、暴走族「関東連合」(03年に解散)の元メンバーとみている。
 県警によると、逮捕したのは今月20日。逮捕容疑は16年5月15日早朝、指定暴力団「神戸山口組」系組員ら計10人と共謀し、
福岡県内のコンビニ43店舗のATMで偽造クレジットカードを使って438回にわたり計4380万円を不正に引き出したなどとしている。
県警は斉藤容疑者の認否を明らかにしていない。
 捜査関係者によると、偽造カードはいずれも南アフリカのスタンダード銀行の顧客情報が書き込まれていた。
県警は、関東連合OBら数人で構成するグループが国際犯罪組織とつながりを持ち、偽造カードを入手したとみて調べる。
斉藤容疑者は、既に逮捕された現金引き出し役の供述などから浮上した。
その後の捜査で、複数の人物を介して福岡県内の引き出し役ら10人に偽造カードを提供し、
盗んだ現金を上納させていた疑いが浮上したという。
斉藤容疑者は東京を拠点に活動しているが、福岡、長崎、佐賀3県での引き出し役を統括していたとみられる。【志村一也】
 ◇神奈川県警も男逮捕
 神奈川県警は21日、東京都江東区塩浜2、無職、武藤俊輔容疑者(39)を窃盗容疑で逮捕した。
同県内で計3170万円を不正に引き出したとみて調べる。