http://www.yomiuri.co.jp/national/20180222-OYT1T50006.html

さいたま市の吉田一郎市議(54)(無所属)が、20日の市議会文教委員会で、
市立図書館について質問した際、答弁した中央図書館長に対して、不適切な発言を
していたことが市関係者への取材で分かった。

吉田市議は21日に開かれた臨時の委員会で発言を取り消し謝罪した。

市や市議会の複数の関係者などによると、吉田市議は、市立図書館の蔵書で
文庫本が占める割合や出版社の事情について質問。利根川雅樹館長の答弁後、
「首をつって死ね」などと言ったという。マイクが入っておらず、記録には残っていないが、
出席していた委員が問題視。西山幸代委員長らが確認したところ吉田市議は不適切な発言を認めた。
読売新聞の取材に対し、吉田市議は「著しく不適切な発言だった。感情的になってしまった」と釈明している。
内容については「取り消したものなので、控えたい」と述べた。

西山委員長は「議員としてあるまじき発言だった」と話している。利根川館長は
「職員も含め大変ショックを受けた」と話した。

吉田市議は2007年の市議選で初当選し、15年4月に無投票で4選を果たした。