首都圏などで気温が平年を大きく下回ったことで、東京電力は、暖房用の電力需要が増加し需給が非常に厳しくなる見込みになったとして、急きょ、22日午後4時から、ほかの電力会社の融通を受けて供給力を確保するとともに、企業や家庭にはできる範囲での節電への協力を呼びかけています。

東京電力によりますと、関東地方では各地で気温が平年を大きく下回っているため、想定以上に暖房用の需要が増えているほか、太陽光発電からの供給も少ない状況で、22日の需要のピークが見込まれる午後6時から7時の時間帯には需給状況が非常に厳しくなる見込みになったとしています。

このため東京電力は、急きょ22日の午後4時から午後10時まで、他の電力会社から最大202万キロワットの電力の融通を受けて供給力を確保することにしています。

これによって需要のピークの時間帯に、管内の供給力に対して需要が占める割合、いわゆる「使用率」は95%程度になる見込みだとしています。

ただ東京電力は、22日は需給が厳しい状態が続くとして、家庭や企業に無理のない範囲で、暖房の設定温度を低くするなど、節電への協力を呼びかけています。

2月22日 18時13分
NHK NEWS WEB
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