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2018年2月22日 21:31 発信地:中国
【2月22日 時事通信社】春節(旧正月)の大みそかに当たる15日夜に放送された中国版紅白歌合戦と言われる「春節聯歓晩会(春晩)」で、アフリカが舞台の寸劇に黒人差別の表現があったと西側メディアが報道している。中国外務省の耿爽・副報道局長は22日の記者会見で、「中国は一貫していかなる人種差別にも反対している」と否定した。

 寸劇は中国が建設に携わったケニアの鉄道が舞台。顔を黒く塗り、腰を大きく誇張した中国人女優が、大型のサルの着ぐるみをまとった人物を連れて登場し、中国を賛美する。

 ロイター通信は「放映後、インターネットで批判に火が付いた」と伝え、英BBC放送は「大部分の中国人は黒人と交わった経験がなく、奴隷制や人種差別の歴史を知らない」と指摘した。(c)時事通信社