2018年2月23日午後1時20分頃、新潟県上越市黒井の信越化学工業直江津工場敷地内で掘削機を使用しての地盤調査中、天然ガスが噴出して建物屋根の一部が吹き飛ぶ事故が発生した。上越警察署によるとけが人はいない模様。午後5時55分現在、天然ガスは噴出中で、消防などにより散水が続けられている。同工場によると、ガスには濃度の低いメタンが含まれており、火災につながらないよう周辺でガス検知を行っているという。

散水が行われている現場(23日午後5時15分頃)
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動画
https://www.youtube.com/watch?v=bLs24DSk7ho

事故があったのは同工場内で協力会社の安全管理を行う団体「安全協議会」が入る建物。同工場によると、既存の建物を解体・新築するためにボーリングによる地盤調査を行っていたところ、地下60m付近で天然ガスが噴出し、掘削に使っていた鉄の棒を吹き飛ばし屋根を壊した。屋根の破損は数10cmから1mほどだという。同社関連会社の従業員2人が作業にあたっていた。

同工場広報担当者は「現在の時点で天然ガスによる被害は認められていない」と話している。 現場はJR黒井駅近く。

2018年2月23日 (金) 18:05
上越タウンジャーナル
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