特殊詐欺グループの司令塔とみられています。息子を装う手口で岩手県の70代の女性から現金およそ500万円などをだまし取ったとして、県警は暴力団幹部の男を逮捕しました。

詐欺などの疑いで逮捕されたのは、指定暴力団稲川会系幹部の巴勝容疑者です。 県警によりますと巴容疑者は去年3月、岩手県の70代の女性に息子を装って、「病院で通帳の入ったカバンを盗まれた。

きょう中に取引先に金を払う必要がある」とうその電話をかけ、女性から現金あわせて500万円とキャッシュカードをだまし取った疑いが持たれています。

巴容疑者は振り込め詐欺や還付金詐欺といった特殊詐欺グループの指示役とみられ、今回の事件で現金の受け取り役として逮捕された男の捜査を進める過程で浮上しました。

県警は巴容疑者の認否を明らかにしていませんが、巴容疑者が去年3月から5月にかけて県内など十数件、被害総額にして2000万円程度の特殊詐欺事件に関与していたとみて調べを進めています。

18/2/23(金)18:48
テレビ神奈川
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