過労死遺族ら“働き方改革法案白紙撤回を”
2/21(水) 21:46配信
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20180221-00000085-nnn-soci

政府が今国会に提出する方針の「裁量労働制」の拡大などを盛り込んだ働き方改革関連法案について、過労で家族を亡くした遺族らが、「過労死を増やすことにつながる」として白紙撤回を求めた。

21日、過労が原因で子どもや夫を亡くした遺族が厚生労働省を訪れ、「裁量労働制」が拡大されると多くの若者が対象になり、過労死の増加につながるとして法案の白紙撤回を求めた。

遺族「裁量労働制が拡大されれば、真面目であればあるほど、責任感が強ければ強い人ほど先に死んでいきます」

「裁量労働制」をめぐっては、先週、安倍首相が不適切なデータをもとにした国会答弁を撤回する事態となっている。

全国過労死を考える家族の会・寺西代表「データが信頼できない形になっていることに対して(法案を)押し通すのではなくて、調査・研究、そして安心に働ける体制を確立してからいろんな自分の働き方があるという順番」

政府は、今国会に法案を提出する方針だが、野党側は反発を強めている。