県は、平成29年の県産キュウリの出荷量が前年の2位から順位を上げ、全国1位になったと発表した。

 これまでトップ5を推移してきたが、初めて日本一に輝いた。県蚕糸園芸課によると、「東京都中央卸売市場」における出荷量は前年より595トン増加し1万2841トンとなり、2位の埼玉(1万2819トン)を僅差で上回った。3位は福島1万659トン、4位は宮崎8554トンだった。

 県は28年度から、日本一のキュウリ産地づくりを目指し、栽培用ハウス整備や二酸化炭素の量をコントロールする環境制御技術の普及などに取り組んでおり、これらが奏功した。

 また、選果場についても、今年度からJA佐波伊勢崎が「なす・きゅうり選果場」を稼働させた。生産者の労力が軽減され、生産に割ける時間が増えるなどし、生産量増加の一因になったとみられる。

 同課の担当者は、「これまで目標にしてきた1位がとれたことはうれしい。今後も環境整備に努め、キュウリの生産に力を入れていきたい」と話した。

2018.2.25 07:07
産経ニュース
http://www.sankei.com/region/news/180225/rgn1802250014-n1.html