国の特別天然記念物・コウノトリの野生復帰を応援している市民グループ「コウノトリファンクラブ」の交流会が24日、兵庫県豊岡市祥雲寺の市立コウノトリ文化館で開かれ、同クラブ会長の俳優、柳生博さんが野外での個体増加に向けた繁殖活動にエールを送った。

 この日の交流会には県内や大阪、京都両府の会員や関係者ら計約20人が参加。

 野外コウノトリが100羽を超え、但馬周辺以外にも繁殖地が広がっていることから、柳生さんは「全国に飛来するようになり、コウノトリへの認識、関心が大きく変わってきた。会長として(田を荒らす)害鳥という言葉を無くしたい」などと話した。県立コウノトリの郷公園からは取り組みの現状などが説明され、座談会も行われた。

 同クラブは平成16年に発足し、会員は全国約600人。コウノトリの生息地となる但馬地域の環境保全や自然再生を支援したり、情報発信したりしている。


産経WEST 2018.2.25 12:39
http://www.sankei.com/west/news/180225/wst1802250027-n1.html