3月末で廃止される県立下関中央工業高校(下関市)で24日、最後の在校生の3年生140人と、卒業生ら約170人が記念式典にのぞんだ。107年に及ぶ歴史と伝統を振り返り、閉校を惜しんだ。

 1910年に市立下関実業補習学校として開校した。65年に現在の校名となったが、少子化を受けて2016年度から入学の募集を停止した。同年に開校した県立下関工科高校に継承される。

 記念式典では大型スクリーンで、学校行事の風景や各界で活躍する卒業生のメッセージが映し出された。最後に中央工の歴史を引き継いでほしいとの思いを込めて、全員で「フレ! フレ! 工科!」とエールを送り、体を反らせて中央工の応援歌を歌った。

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