福井市のIT企業「ALL CONNECT(オールコネクト)」(福井市栂野町)が2月下旬、「LGBT雇用推進宣言」を掲げた。(福井経済新聞)

 働き方や働く人の多様性を認める、同社の「ダイバーシティー雇用」の一環。3月1日付けで就業規則と福利厚生規定を改訂し、LGBTなど性的少数者への差別を禁止する条文を追加する。

 改訂により、同性婚という結婚形式を選択した社員も結婚休暇、家族手当、結婚祝い金などの社内制度を受けられるようになる。

 広報担当者は「今後、性的少数者に関する社内研修の導入などで個々の社員の知識レベルを引き上げていく。福井におけるダイバーシティー雇用のモデルケースとなれるよう、制度の適用範囲拡充や社内設備の充実を図っていきたい」と話す。

 同社は1月から、ダイバーシティー雇用の取り組みとして自宅を拠点に勤務する「在宅ワーク制度」の運用も始めている。