https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180227/k10011344931000.html

東京・千代田区の朝鮮総連=在日本朝鮮人総連合会中央本部に拳銃が発砲された事件で、
逮捕された元暴力団員らが調べに対し、「北朝鮮のミサイル発射が許せなかった」と
供述していることが警視庁への取材でわかりました。

元暴力団員の川村能教容疑者(46)と右翼団体で活動していた桂田智司容疑者(56)は、
今月23日、東京・千代田区の朝鮮総連中央本部に向けて拳銃5発を発砲し門の扉を壊したとして、
建造物損壊の疑いで警視庁に逮捕されました。

警視庁はさらに捜査を進めるため、27日午前、2人が住む横浜市内のアパートの部屋を捜索しました。

これまでの調べによりますと2人は容疑を認めているということですが、その後の調べに対し、
「北朝鮮のミサイル発射が許せなかった」と供述していることが警視庁への取材でわかりました。

また、事件の前日は、島根県が条例で定めた「竹島の日」で、桂田容疑者は「『竹島の日』の翌日で、
警備にあたる機動隊員が比較的、気が緩み事件を起こしやすいと思った。その場で
取り押さえられなかったら車で突っ込む予定だった」などと供述しているということです。

警視庁は、さらに詳しい経緯を調べるとともに、銃刀法違反の疑いでも捜査を進めています。