いわゆる「大阪都構想」に反対の市民団体が、大阪市議会を訪れ、およそ8万5000人分の署名とともに、大阪市の存続を求める陳情書を提出しました。
大阪市議会を訪れたのは、弁護士などが代表を務め、いわゆる「大阪都構想」に反対している市民団体「大阪市民会議」で、山下昌彦議長に陳情書を提出しました。
陳情書は、▽大阪市の存続は、前回の住民投票で決まったことで、再び住民投票を行うのは、税金のむだづかいであるほか、▽今の大阪市の24区を4つの特別区に再編するという区割り案は、歴史や伝統、生活を無視するものだなどとして、特別区を設けず、大阪市を存続させるよう求めています。
市民団体は、去年10月から今月までに集めた大阪市の存続を求める、およそ8万5000人分の署名も、市議会の事務局に提出しました。
「大阪市民会議」の池田裕子事務局長は記者会見で、「これを出発点に、さらに署名活動を広げていきたい」と述べました。


NHK 02月27日 14時53分
http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180227/5482871.html