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2月28日 7時13分
2020年東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げる大会のマスコットが28日発表されます。

東京オリンピック・パラリンピックの顔となるマスコットは、組織委員会が公募し有識者による審査会で最終候補の3つの作品に絞り込んだあと、去年12月11日から今月22日にかけて全国の小学校や特別支援学校それに海外の日本人学校などのクラスごとに投票が行われました。

3つの作品は、大会エンブレムにあしらわれている市松模様が表現されているもの、招き猫とキツネ、神社のこま犬をモデルにしたもの、それにキツネやタヌキをモデルにしたもので、国内外の1万6000校余りのおよそ20万のクラスが投票に参加しました。

組織委員会は最も多くの票を集めた作品を28日午前に開く審査会でマスコットとして正式に決め、正午すぎに都内の学校で子どもたちを前に発表することにしています。
東京オリンピック・パラリンピックの大会マスコットは、白紙撤回となったエンブレムの選考が不透明だったという批判を踏まえ、大会組織委員会が去年1月から透明性のある選考方法を検討しました。

去年5月、選考の方法が発表され、公募した作品を有識者による審査会で絞り込んだうえで、最終的には全国の小学校などのクラスごとの投票で決める方式が採用されました。子どもたちの意見を反映させることが狙いで、組織委員会によりますと、オリンピック・パラリンピックでマスコットを小学生による投票で決めるのは史上初めてだということです。

去年12月、最終候補の3つの作品が発表され、12月11日から今月22日までの2か月余りにわたり、参加を表明した学校の子どもたちがクラスごとにマスコットにふさわしいと思う作品を選んでいきました。

小学校のほか、特別支援学校の子どもたちやフランスのパリ日本人学校など海外の子どもたちも参加し、特別支援学校では子どもたちが作品の模型を手に取って立体的な特徴を確かめながら、どれに投票するかを考えていました。

最終的には国内外の1万6000校あまりのおよそ20万のクラスが投票に参加しました。