大阪市立中で陸上部の男子生徒に対して体罰を繰り返したとして、市教育委員会が、男性教諭(34)を停職1か月、男性講師(31)を減給3か月(10分の1)の懲戒処分にしたことがわかった。

 処分は2月23日付。

 市教委によると、教諭は陸上部の元顧問で、講師は保健体育の担当。2016年10月と17年9月、部活動の朝練習に遅刻した生徒に対し、教諭の指示を受けた講師がタックルした。教諭は17年5月、円盤投げの練習をしていたほかの部員の前方に生徒を立たせた。円盤は生徒の5メートル手前に落ちた。同年10月にも講師に指示し、生徒を「ギロチンするぞ」と脅して机の天板で首をはねるまねをさせた。

 教諭は大会中に居眠りした別の男子生徒にも、手で頬をつかむ体罰をしていた。

 市教委の調査に対し、教諭は「指導しても遅刻がなくならなかった」と釈明、講師は「指示を断れなかった」と話したという。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180301-OYT1T50066.html