千葉県で2015年、同県船橋市の女性=当時(18)=を生き埋めにして殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われた井出裕輝被告(23)の控訴審判決で、東京高裁は1日、求刑通り無期懲役とした一審千葉地裁判決を支持し、被告の控訴を棄却した。

 判決理由で大熊一之裁判長は「極めて残虐で、結果も重大。共犯者の間で主導的かつ不可欠な役割を果たした」と指摘した。公判で弁護側は「共犯者が生き埋めにしたのは想定外で、被告に殺意はなかった」と主張したが、判決は「埋めたと言う共犯者を非難せず、追及もしていない」と退けた。

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