◆<米鉄鋼輸入制限>摩擦懸念、市場も動揺 NY大幅続落

2日の東京株式市場は、トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウム製品に輸入制限を発動する方針を表明したことを受け、ほぼ全面安の展開となった。
日経平均株価は前日終値比542円83銭安の2万1181円64銭と、約2週間ぶりの安値で取引を終えた。
同日のニューヨーク市場も大幅に続落し、ダウ工業株30種平均の下げ幅は一時300ドルを超えた。

市場では、米国の輸入制限が世界的な貿易摩擦に発展することへの懸念が高まっている。
2日の東京市場は、取引開始直後から売り注文一色となり、日経平均の下げ幅は一時630円を超えた。

ニューヨーク市場でも、終値が前日比で400ドル超下落した1日に続き、2日も大幅に下落して取引が始まった。
アジアや欧州など各国の市場でも軒並み株価が落ち込んでいる。
SMBC日興証券投資情報部の太田千尋氏は、「トランプ氏の保護主義的な発言が市場に不安を広げた」と話した。

Yahoo!ニュース(毎日新聞) 2018/3/3(土) 0:37
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