東京都目黒区で虐待を受けた女児(5)が死亡した事件で、女児は以前に住んでいた香川県でも父親から虐待を受け、児童相談所に一時保護されていたことがわかった。

 転居先の児相に情報が引き継がれたが、対応が後手に回り、事件を防げなかった。警視庁は、父親の無職、船戸雄大ゆうだい容疑者(33)(傷害容疑で逮捕)が日常的に虐待を繰り返していたとみて調べている。

 捜査関係者によると、女児の体には、虐待によるものとみられる複数の古い傷があった。警視庁の調べに対し、船戸容疑者は暴行などの虐待に加え、水風呂に入れたこともあると供述しているという。

 同庁の発表によると、船戸容疑者は2月下旬、アパート2階の自室で、長女の結愛ゆあちゃん(5)の顔を殴るなどし、負傷させた疑い。結愛ちゃんは数日前から、食事もとらずに嘔吐おうとしていたが、病院に行かせず、自宅に放置したという。

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2018年03月04日 10時02分
YOMIURI ONLINE
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