0001みつを ★
2018/03/05(月) 07:20:21.12ID:CAP_USER92018年3月1日
◎鳥獣害被害軽減へわな猟免許を取得 藤工高の岸さん
藤岡工業高3年の岸浩輝さん(18)が、2月に行われたわな猟免許の試験に合格した。免許の取得可能年齢が「18歳以上」に引き下げられて以降、同校では3人目の合格者。岸さんは「狩猟者登録を済ませたら実際にわなを仕掛け、鳥獣害に困っている祖母に恩返しをしたい」と話している。
岸さんは、選択科目の授業「環境工学基礎」で鳥獣被害対策などを学んだ。農作物が動物に荒らされて悩んでいる祖母のため、わな猟免許の取得を目指した。同級生が受験した昨年9月の試験は17歳だったため受けられず、「受験が待ち遠しかった」という。
藤岡猟友会と藤岡市農林課から実物のわなを、県猟友会からは試験の例題集を借りて実技対策や勉強に励んだ。岸さんは合格を喜び、「猟銃の免許も取ってみたい」と意欲をみせる。
授業を担当した富岡賢洋教諭は「岸さんは興味を持って取り組んでいたので合格して良かった。免許取得を目指す2年生もおり、先輩たちに続いてほしい」と話した。
◎和服、洋服、調理「三冠王」に輝く 常磐高の秋山さん
高校生を対象にした家庭科の技術検定(全国高等学校家庭科教育振興会主催)で、常磐高3年の秋山七海さん(18)が全4種目のうち、「被服製作」の和服と洋服、「食物調理」の3種目で1級に合格し、「三冠王」に輝いた。本年度、県内で四冠王はなく、三冠王も秋山さんだけだった。
1年次から三冠王を目指し、授業のほかに補習を受けたり、自宅でも練習したり、意欲的に学んできた。1級の試験では「妹の卒業祝い」をテーマに献立を考え、ハンバーグや春雨サラダなどを調理した。和裁では浴衣、洋裁ではジャケットを仕上げた。
料理好きは母親譲りで、裁縫は小学3年の時に「サンタクロースからもらった手芸セットが興味を持つきっかけ」と振り返る。秋山さんは「本当にうれしい。将来子どもができたら、技術を生かして浴衣を作って着せたい」と話した。
◎前商高2人が8種目で1級 坂牧さん、桜井さん
前橋商業高3年の坂牧翼さん(ビジネス総合科)と桜井隆賀さん(システム情報科)が、全国商業高校協会が主催する簿記やプログラミングなど全9種目の検定のうち、8種目で最上位の1級に合格し、級の区分のない会計実務検定にも合格した。同校によると、今春商業系の高校を卒業する生徒で8種目の1級合格と会計実務の合格を果たしたのは県内は2人だけ、全国でも39人だった。
難易度の高い検定を目指したきっかけを、坂牧さんは「合格した先輩に憧れて挑戦しようと思った」と振り返る。英語が苦手で苦労したが友人と一緒に勉強し、最後の1種目となった英語の1級検定に昨年12月、合格した。
桜井さんは「高校在学中になるべく多くの資格を取得したい」と1年次から積極的に検定に挑んだ。ビジネス文書実務検定ではタイピング技術に不安があったが、2年次までに全種目合格を勝ち取った。
卒業後、坂牧さんはシステムエンジニアとして市内の会社に就職し、桜井さんは高崎経済大に進学する。
3月にそろばん10段の検定試験に挑む坂牧さんは「高校最後の試験を良い結果で締めくくりたい」と意気込み、桜井さんは「大学でもたくさん試験に挑戦したい」と話している。