【ローマ時事】イタリア上下両院の議員を選ぶ総選挙は4日午後11時(日本時間5日午前7時)、投票が締め切られた。すぐに開票が始まり、5日午前(同5日午後)にも大勢が判明する見通しだ。

 投票締め切り後、国営イタリア放送協会(RAI)が発表した出口調査によると、右派連合を組むベルルスコーニ元首相のフォルツァ・イタリア、EU懐疑派の「同盟」(旧北部同盟)の2党の合計得票率が最大32%に達し、右派連合の他政党も加えると政党連合として首位となる公算が大きくなった。議席の過半数に達するかは微妙な情勢だ。

 一方、EU懐疑派の新興政党「五つ星運動」の予想得票率は29〜32%となり、単独政党としてはトップだった。レンツィ前首相が所属する中道左派与党・民主党は20.5〜23.5%。(2018/03/05-07:50)

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