3/5(月) 10:59配信
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 青森県の自殺死亡率(10万人当たりの自殺者数)を、年代、職業の有無、同居者の有無などの形態別に見ると、40〜50代男性の独居無職者の死亡率が2012年から16年までの5年間で302.3人と、同じ年代の同居者や有職者などと比較して突出して高いことが国がまとめた「地域自殺実態プロファイル」で分かった。専門家は「無職で1人暮らしの中年男性は、経済・生活問題や健康問題などを背景として、自殺に追い込まれるような心理的危機状況が生じやすい」と説明する。

 都道府県が17年度中に策定する自殺対策計画の参考にしてもらうため、国は1月、各自治体にプロファイルを提供した。

 それによると、青森県の40〜50代男性の独居無職者の死亡率は、同年代の同居無職者の約2倍、独居有職者の約6倍、同居有職者の約11倍となった。女性でも、40〜50代の独居無職者の死亡率(61.5人)が高かった。どの年代でも、無職独居の死亡率が高い傾向が全国同様に見られた。

 青森県の自殺死亡率(12〜16年)を年代別に全国と比較すると、男性の全年代で死亡率が全国を上回り、特に60歳以上で全国との差が大きかった。女性は、70歳以上の死亡率の高さが目立った。

 青森県の自殺者のうち、自殺未遂歴がある人の割合(12〜16年)は14.2%(男性11.2%、女性21.5%)となった。

 県内の六つの医療圏域別に5年間の自殺死亡率の推移を見ると、12年と15年を除き上十三地域が最も多くなった。

 県立保健大学社会福祉学科の大山博史教授は「無職で1人暮らしの中年男性は、経済・生活問題や健康問題などを背景として、自殺に追い込まれる心理的状況が生じやすい」とし、さらに「この群は周囲からの支援や各種の公的な保健福祉サービスが入り難いことも影響している。自分から支援を求めないケースもある」と説明した。さらに「県内ではこれまで特に壮年者の自殺対策に力を入れ、一定の成果を出してきたが、高齢者への対策が十分には浸透しなかったことが、青森県の高齢者自殺死亡率が高止まりしている一因」と説明した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180305-05105948-webtoo-l02
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2018/img/0305i.jpg

★1:2018/03/05(月) 11:30:04.91

※前スレ
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