滝川強盗致死に懲役28年 札幌地裁判決「凶暴で悪質」
03/07 01:45 更新
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/169767

 昨年5月に金品を奪う目的で滝川市の佐々木けい子さん=当時(83)=を暴行し死亡させたとして、強盗致死や窃盗の罪に問われた住所不定、無職川内(かわち)裕貴被告(24)の裁判員裁判の判決公判が6日、札幌地裁であった。中桐圭一裁判長は「犯行は極めて凶暴で悪質」として、川内被告に懲役28年(求刑・無期懲役)を言い渡した。
 判決理由で中桐裁判長は、川内被告が現場を下見し、当初1人で佐々木さん宅に侵入したことに触れ「意欲的に犯行に関与し、死に直結する激しい暴行を加えた」と認定。一方、現場に後から合流した、佐々木さんの孫の男(29)が、奪った金の半分以上を得たことなどから、川内被告は主導的な立場ではなく、無期懲役は「重すぎる」と述べた。
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