「瓶入りの手紙」132年ぶり発見=投入後の期間で世界最長−豪
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 【シドニー時事】オーストラリアで「瓶入りの手紙」が海に投げ入れられてから約132年ぶりに見つかった。西オーストラリア博物館が6日、発表した。これまでの最長記録は108年余りとされ、それを上回ることになる。

 手紙が入っていた瓶は、海流を推計するために投入する「海流瓶」。1886年6月12日、ドイツの帆船からインド洋上で海に投入された。瓶は、西オーストラリア州の州都パースの北へ180キロの海岸沖にあるウェッジ島の砂浜で回収された。
 同博物館は、持ち込まれた瓶と手紙を鑑定。ドイツに残る当時の記録などと照合した結果「本物」と確認した。手紙の表面には投入した日付や船の名前などが明記され、船長の直筆もある。裏面には手紙の発見者に対して見つけた日付や場所を書き込み、最寄りのドイツ領事館などに送るよう呼び掛ける文言がある。(2018/03/07-06:57)