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湾仕切りクジラの飼育・繁殖
http://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2045747901.html
03月06日 14時43分
クジラの町として知られる和歌山県太地町は、町内にある湾の入り口を網で仕切って、クジラやイルカを飼育したり、繁殖させたりする事業に取り組むため、来年度の予算案に約2億円を盛り込むことになりました。
伝統的な捕鯨の町として知られる太地町は、将来、町をクジラやイルカの学術研究の拠点として整備する「鯨の海構想」を掲げています。
構想では、町内にある森浦湾の入り口を長さ400メートルほどの網で仕切り、広さ約28万平方メートルの湾内を使って捕獲したクジラやイルカを飼育したり、繁殖させたりする計画で、
仕切り網の上には遊歩道が設置され、完成すればクジラやイルカの行動をより自然に近い形で観察できるということです。
町では、来年度の予算案に仕切り網や遊歩道の設置費用、1億9000万円余りを計上することにしていて、再来年度には実際にクジラやイルカを湾内に放したいとしています。
太地町には、日本鯨類研究所も将来、支所を設置する方針で三軒一高町長は「今回の事業を学術研究の拠点づくりの大きな一歩にしたい。国内外の研究者をはじめ一般の人にも町を訪れてもらって、地域の活性化にもつなげたい」と話しています。