2006.03.03
町全体がクジラ博物館 太地町が構想策定
(紀伊民報)
太地町は「太地町くじらと自然公園のまちづくり」構想を策定した。3つのテーマを設けて具体的な32の方策を掲載したパンフレットを作り、その資料を全戸に配布した。
町民に理解と協力を呼び掛けている。
構想の統一目標は「くじらと海のエコミュージアム太地」。
地域全体を博物館と見立てて、自然、文化、生活、産業などを展示物と考えて保存・育成し、来訪者に楽しんでもらう。
テーマに(1)クジラと魚に出合えるまち(2)海とみどりにつつまれるまち(3)だれもがあたたかく迎えられるまち―の3つを掲げている。
それぞれテーマの具体的な方策は(1)クジラを知り、触れる場や文化を楽しむ仕掛けづくり(2)町内を時間をかけて散策してもらえる歩道や公園の整備。四季の花とキンカンの栽培推進。自然に包まれた保養の場整備(3)安心で安全なまちづくり。
観光ボランティア育成や受け入れ態勢の充実―などとしている。
三軒一高町長は「住んで良かった、来て良かったと言われる町、きらりと光る町の実現が目標。町民の意見を聞きながら取り組んでいきたい」と話している。
【まちづくりの方策などを説明し、理解と協力を呼び掛けるパンフレット】