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2010.06.18
太地町 湾内でクジラ飼育構想
http://www.nhk.or.jp/lnews/wakayama/2045204521.html
クジラの町として知られる太地町の三軒一高町長は、和歌山県沖を回遊している様々な種類のクジラを町の湾内に集めて飼育し、研究や観光にいかしていく構想を進めることを明らかにしました。
太地町沖には、マッコウクジラ、ミンククジラ、オキゴンドウなど、大型から小型まで様々なクジラが季節ごとに回遊しています。
町の構想では、これらのクジラを町の北西の森浦湾の中で餌付けして放し飼いの状態で飼育します。
まず、小型のクジラでノウハウを確立したのち、将来はミンククジラなどの大型のクジラの飼育にも取り組みたいとしています。
町は今月初め、専門家をまじえた検討委員会を開き、クジラ類の繁殖や生態の研究と「クジラの町」としての観光振興に役立つとして、構想のたたき台をつくりました。
町は来年度までに構想をまとめ、早ければ平成24年度から事業を開始したい考えです。
三軒町長は「1つの湾の中でクジラが自由に泳ぎ回れるようにしたい。世界のどこでもしていないので、われわれが率先したい」と話しています。
ミンククジラなど大型のクジラはIWCの規制で商業目的の捕獲が禁じられているため、町は学術目的としての構想実現に理解が得られるよう、国などに働きかけていくことにしています。