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2012.03.28
鯨の海構想
(美熊野政経塾)

何回かにわたり「鯨の海構想」について書きたいと思います。
3月議会において、私と同僚議員が鯨の海構想について一般質問を行いました。
「この構想を実施するにあたって全体でどのくらいの予算を見込んでいるのか」という質問に「まだ分からない」、
「入場料はどうするのか」という質問に「まだ分からない」、「新聞報道には5年後をめどにオープンさせるとあるが」という質問に「正式な記者会見はしていない」、
「太地町開発公社でやるのか、くじらの博物館でやるのか、それとも新しい特会、企業会計でやるのか」という質問に「まだ分からない」と、私たちの質問にまだ分からない、まだ分からないの連発でした。
決まっているのは「三幸真珠の漁業権を無償で町に提供してもらおうと考えているので(真珠の)筏は町が(税金で)撤去しなくてはいけないかなと考えいる」ということでした。
現在は真珠の養殖はやっていないと聞いていますがどうなのでしょう。
質問の流れで、鯨の海構想検討委員会の答申を待って事業を行うということでした。
私はこの構想は絶対失敗すると思っているので、後で委員が言った、言わなかった、ということのないよう検討委員会の議事録は、議会並みに録音もして取っておくよう要望しておきました。

鯨の海構想検討委員会委員の名簿です。
くじらの博物館名誉館長         大隅清二
太地町水産専門委員           和田一郎
渋谷潜水工業代表取締役         渋谷正信
和歌山県企画部長            柏原康文
和歌山県水産局長            谷脇幹男
株式会社全旅代表取締役         池田孝昭
近畿日本ツーリスト株式会社和歌山支店長 中本康雄
JTB西日本和歌山支店長        北村豪
南紀くろしお商工会会長         森川起安
太地町漁業協同組合長          水谷洋一
太地水産協同組合理事長         東忠夫
太地町議会議長             三原勝利
太地町教育委員長            宇佐川彰男
太地町副町長              漁野伸一
くじらの博物館長            林克紀    
以上15名 敬称略

県の部長、局長は人事異動で変わるかもしれません。
しかし小型鯨類を扱う現場が分かる人間が一人も含まれていないように思います。