航空機開発でのスケジュールの遅延ってのはよくある。
MRJのヤバい所はこれまでの実績や政治的強さも無いのに遅延してて、しかも舐めている。
まず航空機産業というのは政治なんだよ。
ボーイングやエアバスは大統領がわざわざ直接他国に売り込みをかける代わりに、その国に工場を作るとか雇用を作るとか裏工作をするんだよ。トランプも中国に売り込んでた。
MRJも本当は国策的に動かないと売れないんだけど、それがほぼゼロ。
あと実績、航空機ってのは細かな整備が必要で空港で着陸する度にみんな整備してる。ボーイングもエアバスも図面や使える工具を社内で極力統一して、一度どちらの機種を買ったら他の機種も同じ工具で整備出来るようになってる。
MRJは初の三菱製飛行機だから整備する側は全部一から揃えないかん。
だからMRJは技術的に勝てないと相手は買う理由がないんだよ。

しかも航空機産業舐めすぎだわ。787の開発費とか桁が兆円だぞ。経験のある企業に国がじゃぶじゃぶ税金使ってやっと出来る。

MRJは日本が税金500億円近く入れて最初の予算が1500億円、それで初めての国産飛行機を最新技術でって出来る訳無いでしょ。