https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180308-00050105-yom-bus_all

 【ワシントン=山本貴徳、北京=東慶一郎】トランプ米大統領が表明した鉄鋼とアルミニウムの輸入制限方針を巡り、米政府が対象国について軌道修正している。

 「全ての国」としていた対象から条件次第で一部の国を除外する可能性を示唆した。

 トランプ氏は8日朝、ツイッターに「米国の鉄鋼とアルミ産業は保護し、再建しなければならない。貿易と軍事で、我々を公平に扱う真の友人には柔軟性と協調を示す」と投稿した。

 これに先立ち、米ホワイトハウスのサンダース報道官は7日の記者会見で、輸入制限の対象国から、「メキシコとカナダが除外される可能性がある」と述べた。除外する条件として、両国に北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉で、譲歩を迫る方針だ。「安全保障の観点からケース・バイ・ケースで、国単位で決める」とも説明し、同盟国の日本など「その他の国も(除外される)可能性がある」と含みを持たせた。