https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180310/k10011358921000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_065

3月10日 4時08分
東日本大震災から7年となるのを前に、小泉元総理大臣は東京都内で講演し、原発が稼働していない期間も電力が足りずに停電したことはなかったと指摘し、原発を廃止して自然エネルギーに全面的に転換させるべきだと訴えました。

この中で、小泉元総理大臣は「7年前に原発事故があったあと、2013年の9月からの2年間は、日本の原発は1基も稼働していなかったが、北海道から九州まで電気が足りなくて停電したことは1日もない。日本は、原発ゼロで停電せずにやっていけることを証明した」と指摘しました。

そのうえで、小泉氏は日本の原子力政策について、「電力会社は、口では『安全第一だ』と言うが、実際は経営第一、収益第一だ。それなのに、政府は『原発は安全だ』と言っており、今の政府は本当におかしい。官民挙げて協力すれば、すべての電源を太陽や風力、水力などで賄うことができる」と述べ、原発を廃止し、自然エネルギーに全面的に転換させるべきだと訴えました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180310/K10011358921_1803092239_1803100408_01_02.jpg