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3月10日 18時17分
3年後の大学入試で始まる共通テストの英語に民間の検定試験が導入されることについて、東京大学は合否判定にこの検定試験の結果を活用しない方針を決めました。

文部科学省はおよそ50万人が受験する今の大学入試センター試験に代わり、2021年1月から「大学入学共通テスト」を始めます。

このうち民間の複数の検定試験が導入される英語の試験について、東京大学はその結果を合否判定に活用しない方針を決めました。理由については、複数の異なる検定試験の成績を公正、公平に比較することが難しいことなどを挙げています。

東大はほかの国立大学と同じく、共通テストに移行したあとも最初の4年間は、受験生に対し大学入試センターが行う従来のマークシート方式の試験も合わせて受験するよう求めているため、その間の合否判定はマークシート方式だけを活用することになります。

82の国立大学で作る「国立大学協会」はどの程度、検定試験を活用するかは各大学の判断に委ねる方針ですが、今回の東大の決定がほかの国立大学に影響を与えることも予想されます。