相馬福島道路「相馬玉野−霊山IC間」開通 6割超が通行可能
2018年03月11日 08時00分
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 東北中央道「相馬福島道路」の相馬玉野―霊山インターチェンジ(IC)間(無料区間、17キロ)が10日開通し、昨年開通した区間と合わせて相馬、伊達両市間の27.5キロが通行可能になった。相双地方と県北地方をつなぐ幹線道路の開通により、観光交流の拡大や地域産業の発展など復興・創生の後押しが期待される。
 伊達市霊山町の霊山IC付近で行われた開通式典には、安倍晋三首相や吉野正芳復興相、石井啓一国土交通相、内堀雅雄知事らが出席した。安倍首相は、相馬福島道路の全線開通を目指す2020年度を見据え「東京五輪・パラリンピックで世界中の人にこの道路を使ってもらい、復興した福島の姿を体感してほしい。引き続き全力で復興に取り組む」と述べた。
 相馬福島道路は全区間45キロの約6割が通行可能となり、現行の国道115号の急カーブ集中区間を回避できるようになった。残る区間のうち開通の見通し時期が示されていない福島保原線IC(仮称)―国道4号IC(仮称)間について、石井国交相は式典後「用地買収、工事を着実に進め、できるだけ早期に開通見通しを示したい」と述べた。