>>200
諸説あるんだけどまず江戸初期に
農具の鋤を網として使ったバーベキューが行われるようになり「鋤焼き」っていうワードが爆誕

ここから転じて、目の前で調理してダイレクトに食うスタイルに「すき」が用いられていく
鍋料理に「鶏すき」「牡蠣すき」「うどんすき」ってネーミングされてるのはこれに由来してる

これとは別にこの頃、調理法も進歩して肉や魚をスライスするようになる
肉を薄く削ぐ→漉く(すく)ことから、この調理にも「すき」が使われることになる

んで江戸末期、黒船来航・横浜開港で牛鍋が大都会江戸でバズるんだけど当初はブロック肉で
顎の弱い日本人にはちょっと硬すぎで、ちょっと獣臭過ぎ

そこで、肉をスライスし、ネギと醤油・酒で匂い消しというローカライズがなされる
これが現代すき焼きの原点で、時代は明治

また当時の5chで「江戸民がありがたがってる牛鍋ってなんなの?」ってスレが乱立して
この調理法の説明を受け「ああ、牛のすき煮か」という理解が広まる

さらに北大路魯山人っていう食にうるさいフレンズの
「牛鍋は、まず肉を焼いて食べて、その後にネギだ」ってツイートがリツイートされまくって
「牛鍋=焼き」って観念が浸透し、「すき煮」ではなく「すき焼き」になった


っていう歴史があるんで
すき焼きの始まりが江戸時代か?といえばイエスといえるけど
現代人が想像するすき焼きか?といえばノー