気象病の原因となる交感神経優位とは、すなわち緊張している状態のことだ。アドレナリンが分泌されているので、ケガをしても痛みを感じにくくなると言われる。
ところが、「頭痛や古傷など慢性的な痛みの場合は、ストレスを感じて交感神経が優位になると強くなるんです」と佐藤さんは説明する。
気圧が低くなると、交感神経が優位になることで、血圧や心拍数が上がる。逆に気圧が高くなると交感神経の活動が抑えられる。その結果、リラックスして心拍数が減り、痛みや不安などが少なくなる。
ちょっとヘンな表現だが、晴れた日に気分がいいのも気のせいではないわけだ。
さらに、気圧が下がるとヒスタミンの分泌が増えるという説もある。ヒスタミンは体内の炎症反応を促進する性質があるため、痛みや腫れが出てくる。


らしいよ。