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3月13日 23時38分
アメリカの先月の消費者物価は、前の月と比べて、0.2%の上昇と、物価の緩やかな伸びを示す結果となり、市場では、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が、来週の会合で、追加の利上げを決めるという見方が支配的になっています。

アメリカ労働省が、13日発表した、先月の消費者物価は、前の月と比べて、0.2%の上昇となりました。これは市場の予想と同じ水準で、物価の緩やかな伸びが続いていることを示す結果となりました。

分野別に見ますと、ガソリンや新車などが値下がりしたのに対して、衣料品や家賃などが値上がりしています。

一方で、価格の変動が大きい食品やエネルギーを除いた消費者物価は、前の年の同じ月と比べて、1.8%上昇し、市場の予想をやや下回りました。

市場では、今回の結果や力強い雇用情勢を踏まえ、FRBが来週の会合で、追加の利上げを決めるという見方が支配的になっていて、今後の利上げのペースについてどのような見通しが示されるかに注目が集まっています。