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3月13日 23時07分
世界自然遺産に指定されたアルゼンチンの国立公園内にあり、日本人観光客にも人気のある「生きた氷河」とも呼ばれるペリト・モレノ氷河の一部が大規模に崩れ落ち、観光客の話題を呼んでいます。

アルゼンチン南部のロス・グラシアレス国立公園は世界自然遺産に指定されていて、園内には40以上の氷河が存在します。

その中で最も有名で日本人にも人気のあるのが、ペリト・モレノ氷河です。この氷河は地球温暖化の影響でほかの氷河が小さくなる中、いくつもの氷の塊が流れ込むことで現在も成長と崩壊を繰り返し、ほぼ大きさを変えていないことから「生きた氷河」とも言われています。

公園管理局が公開した映像では、先週、橋のように削られた氷河が、水しぶきを上げながら徐々に壊れていく様子が収められています。

この氷河は湖に流れ込む水をせき止めるように氷の塊が形成されていますが、流れ込む水に氷河の先端部分がゆっくりと削られ、大規模な崩落が発生しています。

こうした現象は数年に一度のペースで起きているということで、毎年、数十万人に上る観光客の目を楽しませる名物となっているということです。