経済協力開発機構(OECD)が13日発表した世界経済見通しによると、日本の2018年の実質国内総生産(GDP)伸び率を前年比1.5%と予測した。17年11月時点より0.3ポイントの上方修正。アジア向けを中心とした貿易が寄与し、17年度補正予算も下支えすると分析した。

高水準の企業収益が引き続き投資回復につながる一方、賃金上昇が伸び悩む場合は個人消費が低調に推移する可能性が高いと指摘。19年の成長率予測も0.1ポイント上げて1.1%とした。

一方、世界経済の成長率は18、19年とも3.9%と見込み、17年11月からそれぞれ上方修正した。(共同)

毎日新聞2018年3月13日 19時36分
https://mainichi.jp/articles/20180314/k00/00m/020/049000c