>>327
今の地名で言えば、「名古屋から仙台まで」の東日本太平洋側は、
弥生中期以降、ほぼ均一といってもいい民族集団ですよ。いわゆる「あづま」の領域。
尾張または伊勢を出発した弥生系の先発部隊が、太平洋沿岸沿いに、関東を経て東北南部に至る。
今の宮城県で、北海道道央付近から南下してきた続縄文文化人と接触する。

この領域、今でもオオナムチまたはスサノオのいわゆる「出雲神」を祀ることでも強い共通性がある。
また、古墳としては前方後方墳を作り、前方後円墳の畿内文化にしばらく対抗する。
山陰の出雲とどのような関係があるのかは、未だよくわかっていない。

そして、歴史がずっと下っても、関東の特に西半分は東海甲信の影響が極めて強い。