http://www.afpbb.com/articles/-/3168236

2018年3月21日 15:03 発信地:ブラジル
【3月21日 時事通信社】ブラジル北東部バイア州でこのほど、狩りをしていた住民がアルマジロの巣穴から金塊を見つけ、一帯が「ゴールドラッシュ」に沸いている。

 金は804グラムで、11万2000レアル(約360万円)相当。2週間前、州北東部にある人口3万8000人のサンタルス郊外で住民が狩りの最中に穴から掘り起こした。このニュースが広まるやいなや、各地から「ガリンペイロ」と呼ばれる砂金掘りが集結。瞬く間に500人ものテント村ができあがったという。

 ただ、政府の許可がない採掘や売買は違法で、ガリンペイロは無法者の代名詞。降って湧いた騒動に住民は困惑しているようで、地元紙は「よそ者が入ってきて問題を起こすのではないか」(スーパーの女性店員)、「金は人の欲望を刺激し、一獲千金を狙うやからを引きつける」(衣料店の男性店員)といった不安の声を伝えている。(c)時事通信社