シチズン時計は22日、水晶振動子(クオーツ)式の腕時計用駆動装置で、誤差を過去最小の年1.0秒に収めることに成功したと発表した。2019年中にこの装置を使った腕時計を商品化する計画。同社は「電波に頼らず動く腕時計として、世界最高の精度ではないか」(広報IR室)と話している。
 一般的なクオーツより高精度な半面、より多くの電力を要する周波数の高いクオーツを採用。素材などの工夫により消費電力を抑え、同社が得意とする光発電式の腕時計で使えるようにした。同社でこれまで最も精度が高かったクオーツ式時計の誤差は、年3秒程度だった。(2018/03/22-21:51)

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