1971年の渋谷暴動事件で殺人罪などに問われた過激派「中核派」の活動家大坂正明被告(68)は26日、東京地裁(永渕健一裁判長)であった第1回公判前整理手続きで、「大坂正明です」と述べ、黙秘から一転、本人であることを認めた。弁護人が明らかにした。

 昨年5月の逮捕後は警察の取り調べに黙秘を続け、同年6月に地裁で開かれた勾留理由開示手続きでも、名前を答えなかった。

 起訴状によると、71年11月14日、東京・渋谷で沖縄返還協定反対のデモ警備に当たっていた新潟県警の中村恒雄巡査=当時(21)、殉職後警部補に昇進=を仲間とともに火炎瓶などで襲い、殺害するなどした。

2018/3/26 12:12
共同通信
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