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3月27日 5時10分
ロシア政府は、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと続けてきた、日本の一部の地域を対象とした水産物の禁輸措置を、ほぼ解除しました。

これはロシアの検疫監督庁が26日、明らかにしたもので、岩手県、宮城県、山形県、新潟県、茨城県、それに千葉県の合わせて6県でとれる水産物の禁輸措置が解除されました。また福島県産の水産物については、放射性物質が含まれていないことを示す追加の証明書を提出することを条件に、禁輸措置が解除されました。

検疫監督庁は、禁輸措置解除の背景について「IAEA=国際原子力機関の報告や、日本で行われた放射性物質のモニタリング調査の結果を考慮した」としています。

ロシア政府は、2011年4月以降、日本の8県に拠点をおく200社以上の水産業者が扱う水産物を禁輸措置の対象とし、このうち青森県については、2015年7月に解除していました。