大手コンビニチェーンが、仕事と子育ての両立を支援する国の制度を使って従業員や地域の子どもを預かる保育園を札幌市にオープンし、28日、記念の式典が行われました。
この保育園は、大手コンビニチェーンの「ローソン」の加盟店オーナーが、閉店した店舗を改装してオープンしました。
28日、入園する親子や関係者が集まって記念の式典が開かれ、早速、子どもたちがコンビニの「買い物ごっこ」などをして遊んでいました。
この保育園では、札幌市内のローソンや、この加盟店と契約した企業の従業員の子どもは5歳まで、それ以外の地域の人たちは2歳までの子どもを預かることにしていて、パートやアルバイトとして働く人のニーズにあわせ、短時間の預かりにも対応するということです。
企業が設けるこうした認可外の保育施設は「企業主導型」と呼ばれ、国が、仕事と子育ての両立を支援しようと助成金を出して後押ししていますが、コンビニチェーンによる設立はまだ多くありません。
ローソンの竹増貞信社長は、「働きたいお母さんを支えることは重要だ。これをモデルケースにして運営のノウハウを勉強して広げていきたい」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20180328/3039121.html